一般社団法人ななお・なかのと就労支援センター代表理事の瀧川嘉明です。私たちは、SDGsが目指す「誰一人取り残さない社会」の実現を目指し、仕事を通じて利用者の生活が豊かになること、住みやすい七尾市中能登町のまちづくりに参画することを目的に活動しています。
私は七尾商工会議所青年部に所属しており、部員の「障害について知りたい」という提案から、平成30年から七尾市中能登町の障害福祉サービス事業所と協同で勉強会を開催し、そこで利用者や福祉関係の人とかかわりが生まれました。
平成30年3月。私自身が七尾市内で運送業を営んでいる関係で、七尾市の商業施設内で閉店したテナントの引越しの仕事が舞い込んできました。荷物を市内にある倉庫まで自社のトラックで運ぶことはできますが、そのトラックまで荷物を運ぶ仕事を「利用者に仕事としてやってもらおう」と思い、初めて福祉事業所に電話して連携してみました。作業は予想より早く進み、テナント主からも「想像以上だ、助かりました」とお褒めの言葉もいただきました。また、利用者からも「施設内ばかりじゃなく、外の仕事は楽しい」「多くの人とかかわれたし、役に立ててよかった」と笑顔で教えてもらいました。
私はその時の利用者の笑顔が忘れられず、この先もみんなが笑顔でいられるようにと願い、この法人を立ち上げました。
私たちはこれまで同様、地域にこだわって歩みを続け、行政や関係機関とも連携しながら、地域課題に対し利用者の人たちが問題解決の一助になれるような活動を展開していきたいと思っています。皆様のご支援とご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。そして、これからの私たちの活動にご期待ください。
一般社団法人ななお・なかのと就労支援センター
代表理事 瀧川 嘉明