福祉事業の紹介をする前に、少しセンターの生い立ちをお話しします。

 ななお・なかのと就労支援センター(以下「センター」)は令和元年7月に一般社団法人化しました。

 もともとは七尾商工会議所青年部(以下「青年部」)と、七尾市や中能登町にある就労系福祉事業所(以下「事業所」)が研修会を通じ知り合ったことが始まりですが、事業所が工賃アップを目指していることを知り、「自分たちでできることはないか?」と関心を持った青年部の有志で法人を立ち上げたのがきっかけです。

 令和5年4月現在、七尾市と中能登町には、就業・生活支援センター1か所、就労移行支援事業所1か所、就労継続支援(A型)事業所2カ所、就労継続支援(B型)事業所10か所、特別支援学校1か所があり、人口の割には事業所は多く、また昔から横の連携は取れてお互い顔の見える関係は構築できており、仲良しな関係なのが特徴の地域です。しかし、どの事業所も施設内作業が中心であり、また企業から高単価の仕事の依頼が来ても1事業所では対応できず、断っている現状がありました。

 1事業所では作業できる人数が限られており、依頼された作業によっては引き受けられない仕事があるという課題に対し、七尾市や中能登町ではセンターが共同受注窓口となり、企業からの仕事を請け負い、複数の事業所に仕事を割り振る仕組みを作りました(以下図参照)。

 

 センターが複数の事業所に声をかけることにより、各事業所ではその依頼先の仕事が得意な利用者を派遣できるようになり、それにより大きな仕事も受けることができるようになりました(例:旅館の毎日の清掃作業、市内の草刈り作業等)。この仕組みはコロナ禍で自主製品が売れず、仕事が減ってしまった事業所にも仕事を割り振ることもでき、七尾市と中能登町の事業所で支えあうことができました。

 センターは令和元年7月から、七尾市や中能登町の事業所の共同受注窓口として機能してきましたが、令和3年10月より中能登町に就労継続支援(B型)事業所「なにかとワーク」を開所、令和4年10月より七尾市に就労継続支援(A型)事業所「LABO」を開所しました。

これからも、七尾市や中能登町の事業所と共に、この地域を盛り上げていければと考えています。